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Tuesday, January 25, 2022

日経平均、米株安が重荷に(先読み株式相場) - 日本経済新聞

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26日の東京株式市場で日経平均株価は一進一退と不安定な動きか。前日の米株式市場で主要株価指数がそろって下落した流れが重荷となる。半面、日本株は前日に約5カ月ぶりの安値となったため、下値では買いも入りやすい。日経平均は前日終値(2万7131円)を挟み2万7000円~2万7400円で推移しそうだ。

25日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前日比66ドル安の3万4297ドルで終えた。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めの積極化を警戒した売りが優勢となった。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は大幅に反落した。米主要株価指数の下落は日本株の売りに波及するとみられる。

もっとも、前日に日経平均は大幅反落し、一時は節目の2万7000円を割り込んだ。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は前日時点で84.74%と「売られすぎ」とされる80%が近づいている。日本株には短期的な自律反発を見込んだ買いも入りやすい。

日本時間26日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物3月物は前日の清算値より90円高い2万7150円で取引を終えた。

個別ではソフトバンクグループ(SBG、9984)に注目だ。米ブルームバーグ通信が25日に「米半導体大手エヌビディアが英半導体設計アームの買収計画を取り下げる準備に入ったと報じた」と伝えた。関係当局の認可が下りないという。一方、アームの親会社であるSBGは売却の代替案として新規株式公開(IPO)の準備を進めているとも報じている。

26日は日銀が取引開始前に2021年12月の企業向けサービス価格指数を発表する。日電産ファナックが4~12月期決算を発表する。米国では米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエルFRB議長の記者会見が予定される。米金融政策への注目度は高く、きょうの東京市場では積極的な売買を手控える動きも強まりそうだ。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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