米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、5月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で政策金利を0.5ポイント引き上げることを含め、利上げの前倒しを支持する論拠には評価すべき利点があるとの認識を示した。
パウエル議長は21日、ワシントンで開かれた国際通貨基金(IMF)主催のパネル討論会で、「5月会合では0.5ポイントが選択肢に入るだろう」とし、「インフレ率を2%に戻すべく金融政策手段を活用することに、われわれは全力で取り組んでいる」と述べた。
金利先物市場は、5月3、4両日に開催されるFOMC会合での0.5ポイント利上げを完全に織り込んでいる。6月会合での0.5ポイント追加利上げも100%織り込み済みだ。さらに7月に3回目の0.5ポイント引き上げがあるとも予想している。
パウエル議長は、適切な場合に「前倒しで動くという考えには何か感じるものがある」とし、「それは0.5ポイントを選択肢とする方向を指し示している」と述べた。
労働市場に関してはタイトな環境にあることを認め、「過熱」状態にあると指摘。金融当局として市場を沈静化させると述べた。
議長は「労働者にとっては極めて良好な労働市場だ」としつつ、「供給と需要のバランスを改善し、より良い環境にするのがわれわれの仕事だ」と語った。
原題: Powell Blesses Half-Point May Hike, Backs Front-Loading Policy(抜粋)
(労働市場に関する議長の発言を追加し、更新します)
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