街の人たちはどのように感じているのか、取材しました。
大型連休も後半に入った、5月4日。
晴天に恵まれた福岡市内は、3年ぶりに開かれている「博多どんたく港まつり」に沸いていました。
これまで練習してきた演目を披露する参加者たち。
恒例の風景が街にもどりつつあるものの、やはり目につくのは口元のマスクです。
ようやく戻ってきた2022年のどんたく、新型コロナ対策のため出演者にはマスク着用が義務づけられています。
楽器を演奏する人たちも、例外なくマスク姿です。
トロンボーンはどうやって演奏していたかというと…マスクに穴があけられていました。
◆参加者
「ご時世的につけないといけないところもあったが、やっぱり吹きにくかったのでいつかはマスクなしでパレードが見られる日がくるといいと思います」
さまざまな場面でマスクが推奨される中、海外では脱マスクに舵を切る国が増えています。
お隣、韓国では、5月2日から屋外でのマスク着用義務が原則解除されました。
ほかにもイギリスは1月に解除、アメリカも3月までに解除されています。
海外で広がりを見せている、脱マスク。
そこで福岡の街で、「三密状態ではない屋外でマスクを外す」ことに賛成か反対か尋ねてみました。
◆賛成・50代
「賛成ですね。屋外だったら飛まつもないかな…屋内だったら必要だと思いますけど、電車とかバスとかは」
◆賛成・30代
「外だとリスクは低いかなと思っていて、社会的な空気で私もつけているんですけども、どうかなとは思いますね」
◆反対・40代
「まだ外すのは怖いですね。まだ感染者数が減ってきているっていう風に感じていないので」
◆反対・30代
「マスクないと怖いよね、感染するかもしれないと」
◆反対・60代
「外すことには反対というか、世の中的な感じがまだ着けてくださいという空気感が強いのかなと思うので」
20人に聞いたところ、屋外でマスクを外すことに賛成したのは6人、反対は14人とまだまだ外せないという人が半数以上を締めました。
理由については、いまだ1日あたり1000人を超えて推移する県内の感染状況を警戒する人が多いようです。
ただ、子供のマスク着用については…
◆30代
「(マスク)なしで遊ばせたてあげたいなとは思っています。真っ赤になって走っているのがかわいそうだなと思って。子供たちが笑っている顔とかお互いあんまり見ていないとか、そういうのがさみしいかなと思います」
その子供を預かる現場では、どういった対応をとっているのでしょうか。
◆記者
「糸島市の保育園にやってきました。こちらの中をのぞいてみると、園児たちはマスクをつけずに遊んでいます」
国は、2歳未満についてはマスク着用を推奨しない一方で、それ以上は可能な範囲での着用を推奨しています。
そうした中で、この保育園では着用を保護者の判断に任せています。
◆りんでん保育園 笠信純園長
「一番は子供たちが窒息ということもあったり、ずっとつけておくというのが難しいので、ずっと着けている状況は保てない」
そこで徹底しているのが…
◆りんでん保育園 笠信純園長
「マスクをすることより(ウイルスを)園に入れない努力をとにかく頑張る」
送り迎えに来る保護者はマスク着用の上、室内には入らないことを徹底しているのです。
もちろん職員も消毒の徹底やマスクを常時着用。
注意を払いつつ保育に当たっていますが、職員にはこのところ気になっていることがあると言います。
それはー
◆りんでん保育園 笠信純園長
「この2年間で入園した子とかは、ほとんど先生のマスクをつけてない顔を見たことがない。0歳の子とか先生がマスクを外すと人見知りで泣いちゃうことがあるくらい、マスク込みで先生と認識してしまっている。子供って大人が笑っているとか怒っているとかって表情を見て感じると思う。お互いの表情の交換ができないっていうのは、今後の情緒の発達とか発育に影響が出てくるじゃないかと心配しています」
新型コロナの感染拡大から3年、私たちはこれからマスクとどのように付き合っていけばいいのでしょうか?
◆長崎大学 森内浩幸教授
「例えば山と川とか屋外で過ごす時にマスクが必要かというと、私は決して必要だとは思っていません。カンカン照りの時にマスクをしていると、むしろ新型コロナにかかって健康を害するより、熱中症のリスクの方がもっと心配ということもある。総合的な健康のことを考えながら行動することが大事」
からの記事と詳細 ( 先生がマスク外すと…泣く保育園児も 海外で広がる“脱マスク” 屋外では賛成?反対? 福岡の街で調査|ニュース・天気|TNC テレビ西日本 - tnc.co.jp )
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