米証券取引委員会(SEC)は、米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が5月のツイートでツイッター買収計画の一時停止を示唆したにもかかわらず、開示文書の修正を行わなかったことを問題視し、調査を進めている。14日にSECが公表した通信記録で分かった。
マスク氏は5月17日のツイートで、ツイッターがスパム・偽アカウントの比率が5%未満だと証明しない限り、「買収取引を先に進めることはできない」と表明。SECはマスク氏側に宛てた6月2日付書簡でこのツイートについて、SECへの届け出の修正を通じて投資家への開示が義務付けられる「重要」な変更に該当しない理由を説明するよう求めた。
マスク氏が買収に条件、ツイッターに偽アカウント比率の証明要求
これに対し、マスク氏の代理人である法律事務所スカデン・アープス・スレート・メーガー・アンド・フロムのマイク・リングラー氏は6月7日付書簡で、マスク氏はこの投稿によって修正が必要になったとは考えていないとし、マスク氏の計画と提案に重要な変更はなかったと主張した。
マスク氏の代理人にコメントを求めたがこれまでに返答はない。
マスク氏は先週、ツイッター買収撤回を表明。その後、ツイッターは12日、買収合意の履行を求めてマスク氏を提訴した。
ツイッターがマスク氏提訴、買収履行求め-個人利害で破棄と主張 (2)
原題:
Musk’s Tweets Drew More SEC Scrutiny as He Soured on Twitter Bid(抜粋)
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