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Wednesday, October 12, 2022

米生産者物価指数、9月は前月比0.4%上昇-前年比では8.5%上昇 - ブルームバーグ

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9月の米生産者物価指数(PPI)は市場予想を上回る伸びを示した。インフレ圧力の緩和には時間がかかり、米金融当局が積極的な利上げ軌道を維持することが示唆された。

キーポイント
  • 米PPIは前月比0.4%上昇-3カ月ぶりのプラス
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は0.2%上昇
    • 前年同月比では8.5%上昇-市場予想8.4%上昇
  • 食品とエネルギーを除くコアPPIは前月比0.3%上昇-予想と一致
    • 前年同月比では7.2%上昇
Overall PPI climbed 0.4% in September, first advance in three months

PPI(棒グラフ)、コアPPI(折れ線)

出所:労働統計局

  サプライチェーンの問題はおおむね改善したが、エネルギーや食品、サービスのコストは上昇。PPIの伸びの3分の2にサービスが寄与した。旅行や宿泊、食品小売り、ポートフォリオ管理、入院治療の価格が伸びた。

  ブルームバーグ・エコノミクスのエコノミスト、イライザ・ウィンガー氏は「予想を上回る9月PPIの伸びは、一部の商品価格は下落し、サプライショックは緩和しているにもかかわらずインフレが一段と定着してきたとの懸念を強める。特にサービスの分野内で賃金価格のスパイラルが起こる可能性を背景に、米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーらは大幅利上げ継続の必要性に関して今後も見解が一致するだろう」と分析した。

  財の価格は前月比0.4%上昇。エネルギーや食品のコスト上昇を反映した。家庭用天然ガスや暖房油、広範な食材といった生活必需品のコスト高が示唆された。

  食品価格は1.2%上昇。一方、食品とエネルギーを除いたベースの財コストを示す指数は前月比変わらずとなり、2020年5月に低下して以来の低調な結果となった。

  サービス価格も0.4%上昇で3カ月ぶりの高い伸びとなったが、一部の分野では物価圧力の緩和も示された。卸売業者・小売りのマージンは0.1%上昇と、4月以来の小幅な伸びにとどまった。輸送・倉庫のコストは3カ月連続で低下した。

  食品とエネルギー、貿易サービスを除くPPIは前月比0.4%上昇。5月以来の大幅な伸びとなり、市場予想も上回った。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題: US Producer Price Growth Tops Forecasts, Keeping Pressure on Fed(抜粋)

 

(第3段落にエコノミストのコメントを追加し、更新します)

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