新型コロナウイルス対策のマスク着用が3月13日から個人の判断に委ねられることを受け、福井新聞のまとめでは、福井県と県内12市町が同日以降、窓口業務や高齢者らに対応する場合などを除いて勤務時間内の職員のマスク着用を原則個人の判断とする方針を示した。
県、全17市町が13日以降は来庁者の着用は促さない。県は同日以降、職員や来庁者にマスク着用を呼びかけるポスターなど庁舎内の掲示を撤去する。杉本達治知事は10日の定例会見で「13日からは、これまでマスクやスーツに付けてきた『おはなしはマスク』のシールやバッジを外す」と話した。高浜町の野瀬豊町長は9日の一般質問の答弁で「13日から堂々と外させていただく。アフターコロナのフェーズに入りたい」と述べた。
越前市は窓口業務でのマスク着用継続について「市民から違和感を抱かれる可能性がある」として、理解を求める掲示を行う。県対策チームは「個人の判断を尊重し、着脱を強いることがないように配慮してほしい」と呼びかける。
一方、福井市、鯖江市、勝山市、越前町、南越前町の5市町は当面の間、職員全体にマスク着用を推奨する。福井市安全衛生室は「重症化リスクが高い市民と接触する機会がなくなるわけではない。軽々と外していいとは言いにくい」と説明。屋外で1人で作業する場合は着脱を個人の判断に委ねるという。
新型コロナの感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられる5月8日以降の対応は、再度判断するとした自治体もあった。
政府は学校教育活動でも4月1日以降、基本的にマスク着用を求めないとしている。県教委は10日までに県立学校や市町教委に対し、「3月中はこれまで通りの対応をしてほしい」と通知した。
0~1歳のマスク着用は既に推奨されておらず、2歳以上の園児についても一律には求められていない。越前市では保育園、認定こども園、幼稚園の園児、職員のいずれも着用は個人の判断とするとしている。
からの記事と詳細 ( マスク着用個人判断開始、福井県内の市町対応は…来庁者に着用促さず、職員の着脱には差 - 福井新聞 )
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