新型コロナウイルスの感染防止対策としてマスク着用が学校生活の中で求められなくなった4月以降、授業中などでマスクを外したいと思っていても、実際に外している子どもは少ないなど、実際の判断と思いにはギャップがあることが6月26日、国立成育医療研究センターの実態調査で明らかとなった。マスクを着けたいと思った理由では「病気の感染対策」「安心する」「みんなマスクをしている」などが多かった一方、マスクを外したいと思った理由では、「不快」や「会話しにくい」「集中できない」などがあった。
調査は4月14日~5月10日にインターネットで実施。小学6年生から高校2年生までの749人が回答した。
どのような場面でマスクを着けているか、外しているかを尋ねると、学校の授業中(国語や算数など座って勉強する時間)にマスクを着けていると答えたのは94%、体育の時間では51%、音楽の時間では87%、学校の登下校では68%だった。
その上で、本当はマスクを着けたいか、外したいかを尋ねたところ、学校の授業中(国語や算数など座って勉強する時間)にマスクを着けたいと答えた割合は70%、体育の時間では32%、音楽の時間では61%、学校の登下校では42%と、いずれも実際にマスクを着けている割合よりもマスクを着けたいと思っている割合は少なかった(=グラフ)。
マスクを着けたいと思った場面でなぜそう思ったかを尋ねると「(コロナなどの)病気にかかりにくくなるから」が57%で最も多く、次いで「安心するから」(47%)や「他の人に(コロナなどの)病気をうつしにくくなるから」(46%)、「みんながマスクをしているから」(44%)などがあった。
一方で、マスクを外したいと思った場面で、なぜそう思ったのかを尋ねると「不快(息苦しい、暑い、かゆいなど)だから」が最も多く74%、次いで「会話しにくい(表情が見えない、話しづらい、聞こえにくい)から」が29%、「(勉強や遊びに)集中できないから」(18%)などがあった。
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