みなさん、覚えていますか?この二人の対決話。
マーク・ザッカーバーグとイーロン・マスク。ケージファイトをやる、やらない、やっぱりやる、やっぱやらない…と、とにかくネットを騒がせました。そもそもなんでケージファイトをやるっていう話になったかというと、Xに対抗してマークが「Threads」を立ち上げたから。この対立の解決策として観客の前で殴り合おうとなったわけです。
結局やるの? やらないの?
マークは昔のギークなイメージをいつの間にか払拭、実はずっと格闘技を習っていて、ブラジリアン柔術では青帯も取得。一方、イーロンは体重を減らし、トレーナーを雇うといいながらも、首と背中を痛めて手術しなきゃいけないかも...と喧嘩をふっかけたくせに弱気な感じでした。
なんだかんだでイーロンは対決をかわし続けた結果、マークがもう「本気じゃないならやめましょう。僕は本気でスポーツをやっている人たちとの試合に取り組みたいし」とバッサリ。結局今年はこの対決、実現せずでした。対決はさておき、二人の本業での活動を振り返ってみると、2023年の勝者はマークと言えそうです。
本業ではマークが勝利
イーロンはTwitterを買収し、再構築すると言い「X」と改名。いろんな改変をしてはユーザーの反感を買い続けています。イーロンは、Xは非常に素晴らしいものになると繰り返し主張していますが、状況は依然として「悪変」のまま。Xはもはや死にかけ状態です。
イーロンはもう一方のTeslaでも苦戦中。自由奔放な意見で非難されて評判が低下しているだけでなく、Teslaはスウェーデンの労働組合にストライキを起こされています。世界一の富豪であるイーロンも、思ったようにことが進まず苦悩しているようです。
一方マークの2023年は比較的スキャンダルもなく、そこそこの勝利を収めています。具体的な例として、今週月曜日に公表された報告書によると、Metaの株価は史上最高になる見込み。CNBCの報道では、過去12カ月で同社の株価は驚異の178%アップだったとのこと。これは、2013年のIPO後に株価が105%上昇したときを超えています。
マークは多くの従業員を解雇することでこれを達成したんですが、大量解雇が相次いだシリコンバレーのなかでも、Metaのコスト削減戦略は特に激しかったと言われています。
苦労した2022年から這い上がったマーク
マークの主な業績は、会社の経営を死のスパイラルから引き上げたことです。すでにお忘れかもしれませんが、2022年のMetaは時価総額の下落、一連のスキャンダルへの対応に追われました。
そして、マーク自身は従来の事業から離れ、メタバースを構築することに執着していました。仮想現実サービスの拡大市場を一手に築き、次のインターネットの時代を迎える手助けをするという考えだったようですが、その戦略が膨大な額のお金、信頼性、株価を失う原因になりました。
今年はMetaにとって再び方針転換する機会であり、競合イーロンが苦戦する中で実績をあげ、なんとか面目を保ちました。MetaがThreadsを立ち上げたことは、大ヒットだったとは言えませんが、少なくともXに比べれば成功だったかなという感じです。
マークが2023年の勝者だったことは間違いないですが、来年に関してはどちらが優位かはまだ予想が難しいですね。マークは世界に終末に備えて巨大な地下シェルターをハワイに建設中のようで、対するイーロンは自分の大学の設立、そして月の基地の計画もあるようです。見ている側としては、本業もですが、やっぱりケージファイトやってほしいなぁ...。
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