コスモエネルギーホールディングス(HD)は13日、子会社のコスモ石油など3社がガソリンや重油など18品目の品質検査で不正行為をしていたと発表した。判明している限りでは1995年から不正があった。検査回数が不十分だったり、検査マニュアルが法令に適合していなかったりした。コスモHDは出荷済みの製品の品質に影響はないとして、製品の販売を続ける。
主に石油製品をつくるコスモ石油、石油化学製品をつくるコスモ松山石油(松山市)、潤滑油をつくるコスモ石油ルブリカンツ(東京・港)の製油所や石油化学製品の工場で不正行為があった。
ガソリンや重油といった製品の検査で、揮発油等の品質の確保等に関する法律(品確法)などに定められた手順に沿った検査が行われていなかった。品質検査のマニュアルが日本産業規格(JIS)に沿っていなかったケースもあるという。社内監査でもマニュアルと手順の照合にとどまり、マニュアル自体の確認が不十分だったと説明する。
5月に出光興産の子会社で品質検査での不正行為が判明したことから、コスモHDでも調査をしたところ今回の不正が明らかになった。検査不正の発覚後、社内体制を見直し、6月13日以降は全ての製品試験を正しく実施しているとしている。第三者委員会などは立ち上げず、教育の徹底や監査の強化で再発防止を図るという。
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