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Sunday, November 20, 2022

アトランタ連銀総裁、利上げ幅75bpから縮小妥当も-景気動向次第で - ブルームバーグ

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米アトランタ連銀のボスティック総裁は19日、米経済のソフトランディング(軟着陸)を確実にするため、今後複数回の利上げ幅は計100ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)までとし、金融政策引き締めペースの鈍化が好ましいとの認識を示した。

  フロリダ州での講演向け原稿でボスティック総裁は、「経済が私の予想通りに推移すれば、75-100bpの追加引き締めが妥当だと確信する」と指摘。「さらなる措置が必要なことは明らかであり、その水準の政策金利なら、合理的な期間にわたってインフレを抑制するのに十分だと信じる」と述べた。

  ボスティック総裁の計画は利上げ幅を75bpから縮小しつつ、向こう数回の金融政策決定会合で政策金利を4.75-5%まで引き上げるという内容だ。この最終到達点について総裁は、米金融当局が長期にわたって維持することで物価に下押し圧力を与え続けられる「適度に抑制的な」金利水準とみている。

  連邦公開市場委員会(FOMC)は今月2日、75bpの利上げを決め、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは3.75-4%となった。75bp利上げは4会合連続。一部FOMCメンバーは12月半ばの次回会合では、経済状況次第で利上げ幅の50bpへの縮小を検討する可能性を示唆している。

Federal Reserve Jackson Hole Economic Symposium

ボスティック総裁

Photographer:David Paul Morris/Bloomberg

  ボスティック総裁は「ペースという点では、経済が向こう数週間に私の予想通りに推移するなら、次回会合から75bp利上げから離れ始めることに抵抗を感じないだろう」と語った。

  FF金利の誘導目標レンジを最終的に4.75-5%とするボスティック総裁の見方に対し、FOMCメンバーの中からはタカ派的な見通しも聞かれる。セントルイス連銀のブラード総裁は17日、インフレを鈍化させるためには政策金利を「最低」でも5ー5.25%に引き上げるべきだとしたほか、十分抑制的な政策金利について5-7%程度になる可能性があると説明した。

原題: Fed’s Bostic Favors Slower Pace of Rate Hikes Ending Near 5%(抜粋)

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