ピーチ・アビエーションの飛行機内でマスク着用を拒んで客室乗務員らとトラブルになり、緊急着陸させたなどとして、威力業務妨害や傷害などの罪に問われた元大学職員、奥野淳也被告(36)について、大阪地裁(大寄淳裁判長)は14日、懲役2年、執行猶予4年(求刑・懲役4年)の判決を言い渡した。弁護側は無罪を主張していた。
起訴内容は2020年9月7日、釧路空港から関西国際空港に向かう機内で乗務員らを大声で威圧し、新潟空港に緊急着陸させてピーチ社の業務を妨害したなどとされる。乗務員の女性は腕をひねり上げられて約2週間のけがをした。
検察側は論告で、被告は1時間にわたり乗務員らに大声で詰め寄るなどして業務を妨害し、多数の乗客を危険にさらそうとしたと指摘。「自分の欲を押し通す行為で極めて悪質だ。反省の情もない」と非難した。
一方、奥野被告は最終の意見陳述でも約30分間、マスクをせずに持論を展開。「ぜんそくの持病がありマスクが着用できない。異質な他者を理解せず、排除する方向に向かっている。私は無罪です」と反論した。【安元久美子】
からの記事と詳細 ( マスク拒否でピーチ機緊急着陸 元大学職員に有罪判決 大阪地裁 - 毎日新聞 )
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