ギネス世界記録で知られるギネスワールドレコーズ社は「史上最大の個人資産の損失」の記録として、米電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)を6日付で認定した。テスラ株の不振などに伴い2021年11月以降の「損失」が約1820億ドル(約24兆円)となった。

従来の記録保持者だったソフトバンクグループの孫正義会長兼社長が2000年に記録した586億ドルを上回ったという。

ギネスによると、マスク氏は21年に3200億ドルの資産があったが、23年1月時点で1380億ドルに激減した。マスク氏の資産の大半を占めるテスラ株は22年の1年間で65%急落。テスラ株の下落は、マスク氏が22年10月に、米ツイッターを440億ドルで買収した後に加速したと説明している。(共同)