あなたとともに Under30
デジタル報道部・矢田諭史
【質問】 20代の社会人です。新型コロナウイルス対策のマスク着用に関し、国が「個人の判断に委ねる」との新たな指針をまとめました。マスクから解放される喜びはあるのですが、本当に着けなくて大丈夫なのかなという不安もあります。マスクなしで街中を歩いていると、白い目で見られそう。特に徳島のような田舎は・・・。皆さん、どうするのでしょうか?
徳島新聞デジタル「あなたとともに Under30」にこんな質問が届きました。2020年に新型コロナの流行が始まって3年余り。マスク、マスク、マスクの生活もようやく一区切りとなりそうです。ただ、コロナ前の状況に戻るのはすぐには難しそうですね。いろいろと調べてみました。着用を続けるという人の中には、感染対策以外を理由に挙げているケースも少なくありません。(デジタル報道部・矢田諭史)
国は新たな指針を3月13日から適用します。マスク着用という日常生活に浸透してきた感染対策は大幅に緩和されます。学校教育活動では基本的に着用を求めない一方、混雑した電車やバスの利用時、医療機関や高齢者施設への訪問時は着用を推奨しています。若い世代を中心に新方針への受け止めを聞きました。
ワクチン接種を済ませているし、5月には(感染法上の位置付けが)季節性インフルエンザと同等の扱いになるようなので、マスクは着けません。顔の半分を覆っているため、相手の表情が分かりづらく、コミュニケーションが取りにくいのも嫌。
アルバイト女性(22)
マスクを着けるのがすごく面倒でした。呼吸がしづらいし、声が聞き取りにくい。夏場は顔が荒れたこともありました。本音は着用したくないけど、最近外でマスクを外していたら、ちょっと嫌そうな顔で見られました。そんなことがしばらくは増えそう。
男性会社員(25)
デスクワークでは外しますが、会話や会議の際は着けるでしょう。職場では決められたルールに従います。プライベートは極力しないと思います。公共交通機関や量販店、映画館とか、人出の多い場所はエチケットとして着用しますね。
新指針では、事業者が利用者や従業員に着用を求めることを許容しています。
美容室経営 男性(46)
お客さんとの距離が近いので不安を極力与えないために、従業員の着用は絶対ですね。しばらくは着用している方が無難かな、と。原則としてお客さんにも店内では着用を呼び掛ける方針です。断られた場合は仕方がないと思っています。
スナック経営 女性(50)
今も接客の際はお客さんが多ければマスクを着けますが、少なければ外しています。新方針が適用になってもおおむね現状通り。目の前にいるお客さんが感染防止に気を遣っているならもちろん着用します。お客さんには特に(着用は)求めません。酔っていたのもあったのでしょうが、過去に着用を呼び掛けて怒られたことがありました。
新方針が適用されても、すぐに「脱マスク」という考えは少なそうです。この3年間でマスクは生活の必需品となり、自分にとっても他人にとっても安心を与えるアイテムとして重宝されてきました。周囲への配慮やエチケットを理由に着用を続けるという人が目立っています。海外出身者からはこんな声が聞かれました。
米国出身のALT(外国語指導助手) 男性(42)
マスク生活は本当に疲れました。今もアメリカではほとんどしていません。日本の場合はルールをしっかりと守り、他者への配慮を大切にしています。そういった日本人ならではの姿勢をリスペクトしています。
一方、マスク着用の理由の中で最も多く聞かれたのが...
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