米紙「ニューヨーク・タイムズ」は、日本で「笑顔トレーナー」として活動している川野恵子の特集記事を掲載している。2023年2月に政府が公共の場でのマスク着用を個人の判断に委ねる決定を下したことをうけて、同紙は5月に取材を敢行。その活躍を追っている。
もともとラジオパーソナリティだった川野は、鏡に映った自分の顔を見て、笑顔が失われつつあることに気づいた。笑おうとしても、口角が引き上げにくくなっていたのだ。
その後、独学で筋肉の動きを学び、得た知識を活用して、同じ悩みを抱えている人たちにアドバイスをはじめたのが「笑顔トレーナー」になったきっかけだ。
新型コロナはそんな彼女の事業に打撃を与えたが、需要を高めたのもパンデミックがもたらした長期に及ぶマスク生活だった。マスクを外す機会が多くなるにつれ、顔の表情筋が錆びついていることを気にする人も増えたためだ。
「これまでのマスク生活で、頬や口の筋肉をあまり使っていなかったことに多くの人が気づきはじめました。頬骨筋を使う必要が出たからといって、いきなり動かせるわけではありません。まずは鍛えないと」
2023年5月に新型コロナが「5類」に移行したことで、マスクの着用が個人の判断に委ねられるようになった。
川野は精力的に研修やセミナーをおこなう傍ら、トレーナーの育成にも力にいれている。街で笑顔を見かける機会が増えたら、それは川野のおかげかもしれない。
▼海外メディアが報じた川野恵子(記事本文)
からの記事と詳細 ( 「マスク生活で笑い方を忘れた日本人」に笑顔を取り戻させた川野恵子 | 2023年に世界が注目した日本人100 - courrier.jp )
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