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- イーロン・マスクはマッケンジー・スコットの慈善活動を激しく非難したが、それでもスコットの寄付は止まらない。
- スコットは予定していた2億5000万ドルの寄付額を6億4000万ドルに増やした。
- マスクは以前から、スコットのことを西洋文明を破壊する「超リッチな元妻」と非難していた。
アマゾンの創業者ジェフ・ベゾスの元妻マッケンジー・スコットが慈善活動をめぐり、イーロン・マスクの標的となっている。
ただ、それでもスコットの寄付は止まらない。3月19日、スコットは361の団体に総額6億4000万ドルを寄付すると発表した。
これは2023年にもともと予定していた2億5000万ドルを大幅に上回る金額だ。
スコットの寄付を支援したLever for Changeによると、279の非営利団体に200万ドルずつ、82の団体に100万ドルずつが贈られる。
今回の公募では「当初、250の団体にそれぞれ100万ドルの寄付を予定していた」が、「同じ分野で活動する団体や外部パネリストの評価によるこれらの団体の素晴らしい活動に鑑み、ドナーチームは対象者を拡大し、寄付額を増やすことにした」という。
スコットの慈善活動をマスクが激しく非難したのは、この数週間前のことだ。
「『元配偶者を憎む超リッチな元妻たち』は『西洋文明が滅びた理由』の1つに挙げられるべきだ」とマスクは3月6日、X(旧Twitter)に投稿し、その後、これを削除した。
なぜスコットをやり玉に挙げたのか、マスクは詳しくを明かさなかったが、マスクは企業のダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン(DEI)を推進する取り組みを厳しく批判してきた。
「DEIは人種差別の別の言葉に過ぎない。これを使う人間は恥を知れ」とマスクは1月、Xに投稿した。
マスクが慈善事業に何十億ドルも寄付するスコットを非難したのは、これが初めてではない。2022年5月にはスコットが「慈善団体を装ったPAC(政治活動委員会)」に寄付したせいで、自分の会社は民主党から脇に追いやられていると主張した。
「マッケンジー・スコットは元夫の大ファンではないと言っていいだろう。残念ながら、多くの人々が面倒なことに巻き込まれている」とマスクは2022年5月、Xに投稿している。
スコットは自身の"お金の使い方"に対するマスクのコメントについて、公の場では何の反応も示していないようだ。
自身のウェブサイト「Yield Giving」の投稿で、スコットは寄付先について「6000を超える応募の中から選ばれた」としている。361の団体は「同じ分野で活動する団体や2回目の評価パネルで高く評価された」団体で、「変革の重要な担い手」だという。
スコットの2024年の寄付先には、ACLU of AlabamaやCenter for Empowering Refugees and Immigrants、Institute of Women & Ethnic Studiesといった女性の健康やマイノリティーグループへの支援も含まれている。
スコットの寄付について、「この公募はわたしたちの正義と平等のための戦いを次のレベルに引き上げ、ジェンダー不平等を助長する法的、構造的、文化的な障壁を取り除くための活動を継続する助けになるでしょう」と非営利の権利擁護団体Gender Justiceの事務局長ミーガン・ピーターソン(Megan Peterson)は話している。ピーターソンの団体はスコットから200万ドルを受け取る予定だ。
また、特定の報告義務を資金提供の条件とする多くの慈善活動家とは異なり、スコットは寄付に対する"縛りのない"アプローチで際立っている。
スコットは2022年、Mediumのブログ投稿で「十分なサービスが受けられない地域の人々の声と機会を支援する343の団体」に20億ドル近くを寄付したと明かした。
スコットの2022年の寄付には、Planned Parenthoodへの2億7500万ドル、Global Refugeへの1500万ドルが含まれている。
Business Insiderはマスクと、Lever for Changeのスコットの代理人にコメントを求めたが、回答は得られなかった。
(敬称略)
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