Pages

Wednesday, July 13, 2022

歴史的な100bp米利上げも、6月CPI受け市場の織り込み進む - ブルームバーグ

kuebacang.blogspot.com

6月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る伸びとなったことを受け、短期金融市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)による7月会合での100ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)利上げを織り込む動きが強まっている。

米CPI、前年同月比9.1%上昇に加速-FRBへの圧力強まる (3)

  6月CPIのデータ発表後、7月限のオーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)は一時2.416%に上昇。現在の実効フェデラルファンド(FF)金利を約83.6bp上回る水準だ。これは、75bp以上の利上げを確実とみているほか、約3分の1の確率で利上げ幅が100bpとなり得ることを示唆している。

1ポイントの7月米利上げ、確率2分の1超に短期市場織り込み

  短期金融市場はまた、7月から9月の会合での計150bpの利上げをほぼ完全に織り込んだ。さらに、2023年上期における利上げの最終到達点の予想は約3.6%に上昇した。

  JPモルガン・チェースの米国担当チーフエコノミスト、マイケル・フェロリ氏は「7月に100bp、9月に75bpの利上げが実行されれば、年末にかけての成長見通しは恐らく悪化するだろう。金融引き締めがもっと前倒しになる動機が与えられたことが最大のインパクトだという考えに、現時点では傾いている」と述べた。

パウエル議長、リセッション回避に自信-困難さ増したと認識 (3)

   ドイツ銀行の米国担当シニアエコノミスト、ブレット・ライアン氏は従来予想より大幅な利上げのリスクを織り込むことは理にかなうが、米金融当局から明白な意思伝達がない限りその可能性は低いとみている。

  タカ派の当局者らが「そうしたメッセージを伝達したければ、その時間はある」とライアン氏は述べた。

  アマースト・ピアポント・セキュリティーズのチーフエコノミスト、スティーブン・スタンリー氏は「6月に起きたことの後では、もうどんな可能性も排除しない」と語る。「9月からは50bpに利上げペースを落とすだろうと考えていたが、この先2カ月のインフレ統計が5月、6月と似たような数字になれば、すべての予想は取り下げざるを得なくなる」と述べた。

原題: Fed Swaps Price in One-in-Three Chance of Full Point July Hike(抜粋)

Fed Could Weigh Historic 100 Basis-Point Hike After CPI Scorcher(抜粋)

(第4段落以降に市場関係者のコメントを加えます)

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 歴史的な100bp米利上げも、6月CPI受け市場の織り込み進む - ブルームバーグ )
https://ift.tt/TiZpqg1
ビジネス

No comments:

Post a Comment